スローフード協会の活動の柱、3つの使命をご紹介いたします。

さまざまな地方・地域に息づくたくさんの食を認め合い、楽しむことが「スローフード」の出発点です。
「生物の多様性を守る」とは、消えかかっている優れた品種や伝統的な漁法・加工法を発見し、守ること。そしてそれに携わる数少ない貴重な小生産者の存在を再認識すること。
絶滅しかかっている動植物を守るということは、水、土、草、空気…などそれらを取り巻く環境を守ることにも繋がります。

現在私たちは食料としてほんのわずかな種類の植物(=穀物)に依存するようになりました。
それにより20世紀の間に、食用になる多くの植物は絶滅し、今日ではわずか30種の穀物で世界の食物の95%をまかなっています。そんな大量生産で画一化された「食の現状」を見直し、環境に配慮する伝統的な農法や加工法を用いる生産者を支援する。それが結果として人にとって居心地のいい環境を造ることになる、と私たちは考えます。


質のよい素材を提供してくれる生産者と消費者とが、より緊密な関係をつくっていくことを通じて、すぐれた小規模生産者を守っていくこと。

そんな生産者たちと消費者とが出会い、理解し合える機会を提供し、同時に食べ物がその手間と労力に見合う適正な価格で流通するような、正しくフェアな市場を作ることを目的としています。


良質で安全な食べ物を入手し、楽しむことができるのは、知識があってこそ。
自分が食べるものについて、より深く知り、どんな味がして、どこで作られたものなのかを知れば、食べることがいっそう楽しくなります。

私たちは味覚教育を通じて、みなさんが食べ物を選ぶための知識を蓄える手助けをしています。知覚を呼び覚まし、訓練していくことにより、食べることの喜びを再発見し、食料がだれによってどこでどんな風に作られているかに関心を持っていただくことが目的です。

それにより、みなさん自身が自分の食卓を豊かにする食材を選ぶための知識を入手することが可能となります。