普段なにげなく聞く、「スローフード」という言葉。でも、ほんとうは一体、どんな意味なのでしょう。
ここ数年で、「スローフード」という言葉が日本でも浸透してきました。
言葉ばかり一人歩きしていますが、そもそも「スローフード」とは一体何なのでしょう?
「スローフード」とは、単にだらだら時間をかけて食べることでも、ファーストフードに対抗しようとすることでもありません。
食事くらい、家族や友人と会話を楽しみながらのんびりと食べましょうよ。
そうした中で、
ふだん何気なく口に運んでいる食べ物を少し見つめ直してみてはどうでしょう?
という提案です。
スローフードを始めるのに、
「何を食べてはいけない」とか「こうじゃなければいけない」というものはありません。
家族で食事する時間を作る、
いつもコンビニで買っていた昼食を手作りのお弁当に変えてみる、
お気に入りのお箸やお茶碗でご飯を食べる…。
そんなちょっとしたことで良いのです。
いつもの食卓に少し変化を加えるだけで、食事が楽しくなる気がしませんか?
スローフード運動は、1986年、イタリア北部ピエモンテ州の小さな町ブラで始まりました。きっかけは、ローマのスペイン広場の一画に、米国系ファーストフードの1号店がオープンしたこと。地域の土地や食品、各地に根付いた郷土料理、何よりも「仲間との食事を楽しむこと」を大切にするイタリアの人々の生活の中に急速的に進出していくファーストフード店。
そんな中、現スローフード協会会長であるカルロ・ペトリーニ氏がファーストフード化するイタリアの食環境に危機を感じ、スローフード協会を設立しました。
今日、国内本部はイタリアをはじめとし、ドイツ、スイス、アメリカ、フランス、イギリス、日本の計7カ国にあります。日本では、その15年後の2001年にはじめてそのコンヴィヴィウム(支部)が誕生、2007年現在国内には46の支部が設立されました。