スローフードあいち活動報告BLOG-あいちの伝統野菜調査レポート

2007年11月16日

農業センター、番外編。

前回、名古屋市農業センター内の八事五寸にんじんの畑の様子を紹介しましたが、
まだまだ魅力いっぱいの名古屋市農業センター(笑)、今回は農業センターの番外編。
八事五寸にんじん以外のお野菜や、施設内の様子などもちょこっと紹介します。

こちらは農業だけでなく、畜産業務も行っており、乳牛をはじめ、かわいいミニ豚や、
天然記念物の日本鶏などを飼育しています。
そして名古屋といえば、有名な「名古屋コーチン」。
その普及のため、ヒナのふ化展示や名古屋コーチン料理教室なども行っています。

【名古屋コーチン】

以前は家畜能力や畜産関係生産物の調査研究も行っておりましたが、
特に、名古屋コ?チンの雛の生産には力を入れ、毎年数万羽の雛を生産、
現在では特産「名古屋コーチン」の礎となっています。

こちらは雄の名古屋コーチンの皆さん。
とさかの形やしっぽが黒くて、少しだけ雌の皆さんと見た目が違います。

名古屋コーチンの他にも、
天然記念物の日本鶏などを一般の方も自由に見ることができますよ。

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【大高菜】八事にんじん以外の「愛知の伝統野菜」を発見!

※左側は八事にんじん、右側の大きな葉っぱが大高菜です。
名古屋市緑区の「大高町」という地名に由来しており、
大高菜も八事にんじん同様「愛知の伝統野菜」として認定されています。
決して栽培が難しいわけではないそうなのですが、その知名度の低さから、
現在販売用に生産しているのは名古屋市内の生産者の方お一人のみ…。
農業センターでも畑があるわけではなく、プランターでほんの少しだけ、
栽培している程度だそうです。

『大高菜』、これは今後調べていく必要がありそうです…。

今回色々と紹介させて頂きました、「名古屋市農業センター」、
春にはしだれ梅祭り、夏はウメの実狩り、秋は収穫体験などなど、
春夏秋冬さまざまな体験イベント、各種教室が盛りだくさんです!
自然や動物と触れ合いながら、
ゆったりのんびりお子様やご家族そろって過ごしてみてはいかがでしょうか?

2007年11月14日

八事五寸にんじん。

前回に引き続き…
「名古屋市農業センター」にて、アルカ食材の調査レポートの続きです。
農業センターの吉川さんに八事五寸にんじんの畑を見せてもらいました。

【八事五寸にんじん畑】

当たり前ですが、にんじん本体は土の中で見えません…。


吉川さん、何本かにんじんを抜いて見せてくれました!
どうもすみません…★


これが八事五寸にんじんですか…。
一般的な「人参」とどうちがうのでしょうか?と素朴な質問。

すると吉川さん、図を書いて説明してくださいました。

分かりますでしょうか?
左側が「八事五寸にんじん」、右側が一般的な人参です。
一般的な人参は先っぽが尖っているのに対し、八事にんじんは、
先っぽまで太いのが特徴。(全部が全部太い訳ではありませんが…)

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【八事五寸にんじん】
大正8年(1919)、名古屋市天白区元八事の近藤儀兵衛という方が、
東京の種苗店から三寸ニンジンの種子を購入、その種子を蒔いて収穫した中から、
最も優秀な8本を選び、それを原種としたのがルーツとされております。
肥料にこだわった清浄野菜として市場にだしたところとても評判が良く、
昭和初期には東京や大阪、香港にまで輸出がされるほどの人気ものでした。
名古屋市内での生産は当時ほど盛んではありませんが、

現在少しづつ生産地も拡大し、

地元では「八事五寸にんじん」として広く知られています。

★特徴★
色が濃く、肉質が良く、普通の人参よりも甘みが強く味付きが良い。
商人によるニンジンの評価として、清浄野菜で風味が良くて、
道々歩きながら腰のポケットから出してタバコ代わりに喰い歩くということで、
「一日として、八事ニンジンなくては暮れない」という名言が残るほどです。

煮ても焼いてもサラダでもおいしい「八事五寸にんじん」、
天白区の直売店やJA本店では種も売っています。是非ご賞味してみてください。

2007年11月13日

味の箱舟調査スタートしました!

スローフード協会の3つ使命の中のひとつ、「生物の多様性を守る」ためのプロジェクト、
「味の箱舟(アルカ)計画」にスローフードあいちも取り組みはじめました!
味の箱舟って何?という方はこちらのページをご覧下さいね。

「味の箱舟プロジェクト」

そう、味の箱舟プロジェクトとは、

現在数少ない小さな作り手によってしか作られておらず、

生産量が限られていて近い将来なくなってしまうかも…。
そんな希少な食材や食品を各地方で見つけて保護し、

スローフード協会が「アルカ食材」として認定し、

それらの生産や消費を守り、食の多様性を守ろうというプロジェクトなのです。

さて、意気揚々と調査を始めるのは良いものの、どこから手をつけて良いのやら;
まずはスローフードあいち事務局から本当にすぐ近くの「名古屋市農業センター」へ、
愛知県内にある農作物や畜産物に関してお話を伺いに行ってきました。

【名古屋市農業センター本館】

名古屋市農業センターは、農業の振興をはかるため昭和40年に開設されました。
以前は施設内で試験を行い、試験結果を農家の方のために発信していましたが、
県内の農家の減少により、現在では試験的な栽培などは行っていないとのこと。
今では、農業に親しむ機会の少なくなった市民が農業に親しみながら、
ゆったり憩うことのできる一般市民向けの公共施設として利用されています。

本館へ向かう途中…

『農業指導館』…。農業に関しては素人の私、とても気になります。
お話を聞いてみようと思い、本館に行く前にちょっと中に入ってみました。

農業相談コーナー

「本日の農業相談はお休みさせて頂きます。」…残念です(泣)
後ほど職員の方にお話を聞いたところ、この農業相談コーナーでは、
現在では一般の方向けに野菜や花に関する栽培に関する相談などなど、
随時受け付けているそうです。家庭菜園のちょっとしたお悩みなどこちらへ是非。

少しそれてしまいましたが、本題は「愛知県内のアルカ食材調査」です!
さっそく本館へお話を伺いにいきます。

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お話をして頂いた担当は名古屋市農業センターの管理係で技師でもある吉川さん。
アポなしの訪問にも関わらず、とても親切に対応してくださいました。なんでも、
※愛知県の伝統野菜に認定されている「八事五寸にんじん」を種の保存のため、
施設内で栽培しているとのこと。それは是非!とさっそく畑を見せてもらう事に。
※愛知県の伝統野菜に関する詳しい情報はこちら→あいちの伝統野菜(愛知県HP)

八事五寸にんじんの畑など、施設の様子は次回ご紹介します!

愛知県内の伝統的な食材の調査レポートや現地取材の様子など、
これからどんどんこのBLOGにて更新していきたいと思いますので、
是非ぜひチェックしてくださいね!★



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