2007年11月30日(金)
治郎丸ほうれんそう。
さて、今回は「ほうれんそう」の畑をご紹介したいと思います!
ほうれんそう畑では、伝統野菜に認定された品種と、一般的に量産されている品種、
2つ並べて栽培してあり、その成長の違いが一目瞭然に分かるようになっていました!
【治郎丸ほうれんそうの畑】

こちらは愛知県生まれの「治郎丸(じろうまる)ほうれんそう」といいます。
あいちの伝統野菜にも認定済みのほうれんそうです。
札の名前の下に、10/13と種まきをした日付が書き記してありますね…。
【オーライ(ほうれんそう)の畑】

こちらはオーライという品種で、病気にとっても強い※交配種です。
こちらにも、10/13と治郎丸ほうれんそうと同じ日付が入っています。
つまり2つの品種を同じ条件で育てて、その成長の違いを見比べているのですね★
※交配種とは…F1種とも呼びます。均一で高収穫、早く育つ、耐病、耐虫、美味…
などなどを追求し、人為的に異なる親同士をかけあわせ、品種改良の結果生まれた、
とっても優秀な品種です。現在の主流は交配種。
私たちが一般的によく目にするお野菜などは、この交配種からできているのですね。
さて、伝統野菜の「治郎丸ほうれんそう」と、優秀な交配種「オーライ」、
2つとも同じ日にちに種を蒔き、同じ環境で栽培しています。その成長の違いはというと…
【交配種のオーライ、上からみた図】

【治郎丸ほうれんそう、上からみた図】

わかりますか?両者の違い。
交配種の「オーライ」は、量も多く、形も均一できれいに育っていますね。
それに対し伝統野菜の「治郎丸ほうれんそう」は、大きい葉もあれば、小さい葉もあり、
形もバラバラです。実際にスーパーなどの量販店で売るとしたらどうでしょう?
形が均一で整っていて、なおかつたくさん取れた方が、収穫する農家さんも楽ですし、
買う私たちも、どうしても形のきれいな野菜を選びがちですよね。
「治郎丸ほうれんそう」やその他、伝統的なお野菜としてあげられているものは、
※在来種、固定種と呼ばれるものがほとんどで、栽培に手間がかかったり、
形が不ぞろいだったりで収穫が揃わないため「農業」には向かないものが多いのです。
※固定種、在来種とは…昔からその土地に根ざした野菜の種のこと。
長い年月をかけて、その土地の風土の中で、永年伝承されてきた栽培方法で、
農家さんたちが育ててきた種のこと。⇒詳しくはこちらで是非!ご確認ください。
技術が発達して交配種(F1種)が生まれるまでは、みんなただの「種」だったのですが、
区別をするため最近ではいろいろな名前で分けらるようになったようで、
私のような素人には余計わかりずらくなってしまっております…泣。
「種」の種類や、その違いについてもっと詳しく知りたい!という勉強熱心な方は、
以下のサイトにとっても詳しく載っているので、ご覧になってみてください。
↓
野口種苗研究所 「種の話あれこれ」
どんな種子を守ろう? 「固定種、在来種、F1、オーガニックなど種子の種類について」
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上記でご説明したように世間で「伝統野菜」と呼ばれているものは、
とっても手間がかかるものが多いのですね。
それでも数少ない農家さんが手間を惜しんでも守っているのは、
その野菜が他と比べて「おいしい」ものであったり、
その野菜自体がその地域で古くから育てられ、親しんで食べてきた懐かしい味であり、
『伝統野菜を育てて守ること=その地域の「文化」を守ること』
でもあるからなのですね。そんな野菜や食材ってとっても貴重なものだと思いませんか?
次回からもそんな素敵な伝統野菜の畑をどんどん紹介していきます!







